私が使ったスウェーデン製品スウェーデン製品としてはボルボと並んでハッセルブラッド社のカメラなども有名ですが、私が使ったスウェーデン製品で思い出せるものは、北欧家具ではイケア社のパイン材を使用した8人掛け大型ダイニングセット、イノベーター社のデニム地リスニングチェア、最近ではプリムス社のランタン、スーリー(THULE)社のカーラックなどです。 ネジのデザインにクラフトマンシップを見たところがルーフラックを自分で取り付けてみると、一見同じように見える他社のものとは取付け方からネジ1本に至るまで、作りやデザインに違いがあることがわかりました。
スーリーの製品には、強度を満たしさえすれば良いという考え方でコストダウンを追求したような作り方とは違う、必要な部分には十分なコストを掛けるというモノ作りを感じたのです。
たかがルーフラックですが、工業製品の基本とスウェーデン製品の優秀さの一端を見せつけられた思いがしました。
そして、ルーフラックのような実用品であっても、機能とデザインににじみ出るクラフトマンシップが大切なのだとあらためて実感しました。
ずいぶん昔の話になりますが、JBLのスピーカーユニットに接したときも、再生される音やユニットの造形デザインに、クラフトマンシップあふれる“こだわり”というものを知らされ、感動した覚えがあります。 |