テールレンズユニットの上の赤を制動灯、下の赤を尾灯として使う、尾灯と制動灯の独立点灯を試みました。 940が欧州車であるにもかかわらず尾灯と制動灯が兼用になっているのは、リアワイパーのところに、尾灯と独立して点灯するハイマウントストップランプがあるからかも知れません。 尾灯と制動灯の独立点灯は、日本の保安基準を満たしているので違法改造ではありません。 電気系統の負担に関しては、消費電力がリアフォグ21W、後退灯21W、方向指示器21W、尾灯5W+制動灯21Wとなっていますが、 尾灯と制動灯を独立させるだけなので、制動灯の回路にも尾灯の回路にも余分な負担を掛けることはなく、全体の消費電力に変化はありません。
900シリーズのテールレンズユニットは、白い後退灯と黄色の方向指示器、それらを挟んだ上下の赤いレンズで構成されています。 下の赤は尾灯と制動灯を兼ね、上の赤は運転席側がリアフォグで助手席側がダミーとなっています。 今回の変更は、助手席側のダミー部分に新たに制動灯を組み込み、運転席側のリアフォグを制動灯に転用することです。 リアフォグの機能は捨てるつもりでしたが、何とか生かすことにしました(次項参照)。 はじめは左ハンドル車用のリアフォグ付きテールレンズユニットを買うのが手っ取り早いと考えましたが、21,200円は高いのでD.I.Y.にチャレンジしました。
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羽澤さん(12/08/98)と浅井@相模原さん(01/25/99)からいただいたグッドアイディアにより、運転席側の従来の制動灯をリアフォグに転用することにしました。遊んでいたリアフォグの配線を、やはり遊んでいた運転席側の従来の制動灯に接続しました。 これで、ヘッドライト点灯時にリアフォグをオンにすると、従来ほどの明るさではないですが、尾灯より明るく点灯し、霧のときにもある程度役立ちそうです。
運転席側のリアフォグはそのまま制動灯として使うので配線を換えるだけですが、助手席側のダミーは穴を空けてソケットBA15Sが入るようにする必要があります。全体の作業は
リアフォグ、後退灯、方向指示器、制動灯(尾灯5Wとのダブル球)はそれぞれ21Wの電球を使っていますが、 各レンズはカットが異なるため、ワット数は同じでも明るさが異なって見えます。 とくに今回、リアフォグを転用した新たな制動灯はかなり眩しく見えます。 光量を減らすためにはワット数を下げるか、光を遮るしかありませんので、まず21Wの下の12Wの電球を使ってみました。 この方法だと、明るさはちょうど良くなるのですが、球切れ警告灯が点灯してしまうことがわかりました。 次に光を遮る方法として、市販の着色電球を使ってみようとしましたが、赤のシングル球がないため「電球着色スプレー」を使って自分で着色しました。 それでもまだ明るめですが、国産車が有りったけのランプをすべて点灯して煌煌と輝かせているテールに比べればおとなしいものだと思います。
スモールは今まで通り(写真左)。 ブレーキを踏んだとき、今までは下の赤(ダブル球の21W)が点灯していましたが、今度は上の赤(21W)が点灯します(写真中)。 スモール点灯中にブレーキを踏んだ場合は、上(21W)と下(5W)の赤が独立して点灯します(写真右)。 夜間にブレーキを踏んだとき、4つのランプが点灯するのは素敵です。
シングル球ソケットBA15S(1372041): | 2,350円 |
作業時間: | 約3時間 |